ヤマハ発動機は、長年にわたり2輪車・マリン・ロボティクス分野で培ったモーションコントロール技術を基盤に、エレクトロニクス分野向け自動化装置を開発しています。その中でも2液混合ディスペンサーは、実装ラインに求められる高速・高精度・高稼働率を同時に実現。自社製マウンターや検査装置とのデータ連携により、材料管理・トレーサビリティの統合プラットフォーム「YAMAHA Intelligent Factory」を構成し、生産全体の最適化を可能にします。さらに、国内外80拠点超のサービス網で24時間サポートを提供し、グローバルEMSや車載モジュールメーカーの厳しい量産要求に応えています。
YRM-Dは、2液エポキシやアンダーフィルなどマイクロドットからライン塗布までを1台で処理できるフラッグシップモデルです。新開発のデュアル独立Z軸ヘッドは、ドット径モニタを内蔵し、吐出毎に体積補正を行うことで±0.05 mm以下の高位置精度を維持。さらに最短0.07 sec/shotのタクトタイムと最⼤9Gの高加速度移動により、生産性は従来機比20%向上しています。
粘度変化を学習して自動でジェッティング条件を最適化するAIディスペンスアシスト機能を標準搭載し、段取り替え時間を最小化します。
| 吐出精度 | ±0.05 mm (μ+3σ) |
|---|---|
| 混合比率 | 100:100〜100:10(材料仕様による) |
| 吐出量 | 0.005 µL/shot〜連続 |
| 吐出速度 | 0.07 秒/shot |
| 適応粘度 | 1〜80,000 mPa·s/25℃ |
| 混合方式 | エアパルス+スタティック/ダイナミック切替 |
| タンク容量 | カートリッジ300 mL/加圧タンク10 L〜20 L |
YSDは量産現場での信頼性を重視した普及モデルで、最⼤基板サイズL510×W460 mmへの対応や、フリップチップ製造で要求される高い面内温度均一性を実現するヒーターテーブルを搭載できます。
搬入時の基板反り量を画像認識で補正し、最適なジェット高さで吐出するため、大判LED基板でもドット形状が安定。さらに、マウンターや印刷機と共通の操作GUI「YSUP」を採用しているため、オペレーター教育の負荷を抑えられます。
| 吐出精度 | ±0.05 mm |
|---|---|
| 混合比率 | 任意設定 |
| 吐出量 | 0.01 µL/shot〜連続 |
| 吐出速度 | 0.09 秒/shot |
| 適応粘度 | 10〜100,000 mPa·s |
| 混合方式 | エアパルス方式 |
| タンク容量 | シリンジ30 cc/加圧タンク10 L |
ヤマハ発動機のディスペンスソリューションは、マウンターや検査装置と同一ソフトウェア基盤で運用できるため、装置間の材料情報・生産ログをデジタルスレッドで一元管理できます。これにより、トレーサビリティ要件が厳しい車載・医療分野でもCE/ISO規格に沿った部材ロット追跡を容易に実装。
クラウド連携の「Y-CONNECT」サービスを利用すれば、消費量予測に基づく自動リオーダーや異常兆候のリモート分析も可能で、ダウンタイムを最小化します。
本サイトでは、2液混合ディスペンサーをお探しの担当者様向けに、「電子部品などの正確な吐出・混合」や「大量生産品などのシンプルな配合比」「分析機器などの微量吐出」などの目的にあった2液混合ディスペンサーをご紹介しています。
ぜひ、参考にしてください。
独⾃のサーボアルゴリズムにより、ノズル開閉タイミングを1/10,000秒単位で制御。さらにドット径フィードバック機構が、カメラで測定したドット体積を次ショットへ即反映し、液粘度や温度変化によるバラツキをリアルタイムで補正します。
CAD/BOM情報を取り込むだけで、部品座標・塗布形状・高さ情報を自動生成。マウンターとのネイティブデータ互換により、1枚当たりのプログラム作成時間を従来比1/4に短縮します。
YRM-DとYSDは部品の70%以上を共通化。保守パーツを共通在庫化でき、グローバル工場間での装置交換や生産ライン再編もスムーズに行えます。また、新アプリケーションへの拡張として、UVレーザーダイレクトカッティングや協働ロボット集積セルとの連携も計画されています。
静岡・掛川のマザー工場を核に、北米・欧州・アジアに配置したアプリケーションセンターが24 hホットラインでサポート。オンライン診断ツール「SMART FACTORY Cockpit」上で装置ログを共有し、部品摩耗予測やパラメータ最適化をリモートで提案することで、ライン稼働率を維持します。
| 会社名 | ヤマハ発動機株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 静岡県磐田市新貝2500 |
| 電話番号 | 0538-32-1115 |
| 公式HP | https://www.yamaha-motor.co.jp/ |
ヤマハ発動機は、二輪車やロボティクスで培ったモーション制御技術を基盤に、実装ライン向けの高性能2液混合ディスペンサーを提供しています。高速・高精度・高稼働率を特徴とし、実装装置や検査装置とのデータ連携により一元的な生産管理を実現します。
フラッグシップのYRM-DはAIディスペンスアシスト搭載で安定吐出を維持し、普及モデルYSDは量産現場で信頼性を発揮。グローバル拠点網と24時間サポート体制により、自動車や医療など厳しい品質要求にも応えています。
なお、適切な機種は条件により異なるため、当サイトで目的別に3選比較表として整理していますので、あわせてご検討ください。
液体の組み合わせによって必要なスペックが大きく異なる2液混合ディスペンサーだからこそ、使う目的によって装置を選ぶことが第一歩。
そのため、ここでは使用する環境や製造する製品から、適切な2液混合ディスペンサーをご紹介しています。
電子部品など
正確な吐出が必要なら
エイ・エム・ケイ |
大量生産品など
配合比がシンプルなら
ナカリキッドコントロール |
分析機器など
微量吐出を重視するなら
日本ソセー工業 |
|
| 製品名 | マゼダスDタイプ
![]() 引用元:エイ・エム・ケイ公式HP
(https://www.amk-j.co.jp/mazedas/d-type/) |
比率固定式HR-50
![]() 引用元:ナカリキッドコントロール公式HP
(https://www.nlc-dis.co.jp/products/double/hr50.html) |
STP-150
![]() 引用元:日本ソセー工業公式HP
(https://www.sosey.co.jp/product-list/supershot2/stp) |
|---|---|---|---|
吐出精度
液体を吐出する精度を指します。メーカーによって保証値(カタログ上のスペック)と実績値が異なります。また、公表していないメーカーも中にはあります。 |
実績値:±0.1% (※吐出条件、樹脂仕様により要相談) |
高精度 ※詳細記載なし |
保証値:±1% |
混合比率
2液混合ディスペンサーで対応している主剤と硬化剤の割合のことです。主にミキサーとポンプの種類によって混合比率や調整の可否が変わります。 |
100:100~100:1 | 100:100~100:4 | 記載なし |
吐出速度
2液混合ディスペンサーが主剤と硬化剤を吐出するスピードのことです。カタログ上の吐出速度が速いと、ターゲットへスピーディに液体を吐出できます。 |
0.01ml/s~190ml/s | 記載なし | 0.0050ml/s~0.30ml/s |
適応粘度
2液混合ディスペンサーが対応している液体の粘度のことです。カタログと異なる粘度の液体を使用した場合、液だれやノズル詰まりなどを引き起こすおそれがあります。 |
1~100,000mPa・s/25℃ | 1~100,000 mPa・s/25℃ | ~200,000mPa・s |
吐出量
1秒間に吐出できる液体の量を指します。吐出量を細かくコントロールできる装置は精度が高く、製品の品質向上にも寄与します。 |
0.007ml/shot(1秒)~無制限 | 2.5~294 ml/shot | 記載なし |
吐出方式
液体を吐出する方法のことです。2液混合ディスペンサーは、連続的に液体をターゲットへ吐出する連続吐出と、その都度充填・吐出を行う間欠吐出があります。 |
連続吐出/ワンショット吐出/定量吐出/繰返し吐出/他機連動吐出 | 間欠吐出 | タイマー吐出/手動(連続)吐出 |
タンク容量
液体を貯めておくタンクの容量です。製品によって容量が大きく異なります。2液混合ディスペンサーは、主剤・硬化剤それぞれに独立したタンクがあります。 |
各15L・30L・50L・60L・ 80L・100L・200L ※A液・B液タンクの組み合わせは自由 |
20Lオープンタンク (ステンレス製) |
4L耐圧ガラスタンク×2基 |
公式HP
掲載の 対応液体例 2液混合ディスペンサーで利用できる液体の種類です。製品によって対応している液体の種類が異なるため、選定時はしっかり確認する必要があります。 |
記載なし | ||
【選定条件】
Googleで「混合吐出装置」と検索し(2024年5月16日調査時点)検索結果全ぺージに表示された公式HP14社、イプロスの「混合吐出機」ページ掲載企業の計18社を調査。
そのうち、2液混合ディスペンサーを扱う15社の中から、以下の条件で3製品を選定しています。
・マゼダスDタイプ…15社の製品のうち、吐出精度の保証値が±2~3%以内、実績値が±0.5%以内で最も高い2液混合ディスペンサー
・比率固定式HR-50…15社の製品のうち唯一、シンプルな構造により低価格化を実現と記載のある2液混合ディスペンサー
・STP-150…15社の製品のうち、吐出量が最も少ない2液混合ディスペンサー